Juice=Juiceさんシングル『Fiesta! Fiesta!』発売!ライナーノーツ

本日は新体制となったJuice=Juiceの皆さんの1stデジタルシングル『Fiesta! Fiesta!』発売日。おめでとうございます!本名の井筒日美で作詞させていただきました。作曲・編曲はエリック・フクサキさん。

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また、作詞させていただいてたライブ新曲「この世界は捨てたもんじゃない」も89日発売のDVD&BD Juice=JuiceLIVE AROUND 2017NEXT ONESPECIAL〜』に初収録されております。

こちらは作曲が中村瑛彦さん(編曲はまだクレジットが出ていません)が、どちらも併せてどうぞよろしくお願いいたします!


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今回は歌詞も公開になった「Fiesta! Fiesta!」について書いてみます。歌詞中の「ワナノマリラ」も金澤朋子さんがラジオでお話ししてくださったそうでとても嬉しかったです^^*

アプカミ公開時から私にまでツイッターなどで何人かの方からどういう意味かとご質問いただいててありがたく、公式に歌詞が出たらライナーノーツをとお約束してたので自分なりの言葉でも綴ってみようと思います。

ただ、なかなか自分で書いた歌詞を語るのは思い入れもありすぎて、うまく文章にまとまらなくなってしまうので…、拙文駄文はお許しいただければ幸いですm(_ _)m


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正解は「ワナノマリラ=wanna knowmy real love」の略で、「ワナノマリラ=罠のマリラ」とも置き換えることが出来ます。

「罠のmy real love」という解釈もありですし、実はもう一つ、「マリラ」の部分は、「赤毛のアン」に登場するアンを孤児院から引き取って育てあげた女性の名をイメージしました。というのも、この「マリラ」は作者のモンゴメリーが「聖母マリア」を変形させて名付けたと知ったからです。(集英社「赤毛のアン」松本侑子さん訳)

罠のマリア→罠のマリラ。

ダブルミーニングで、「女」であることの妖艶さと神聖さを兼ね備えた呪文のような言葉になってくれたらいいなと願いを込めました。


オーダーは、まさにつんく♂さんが作詞された「ガタメキラ」(太陽とシスコムーン)みたいな造語っぽいもの、または郷ひろみさんの「アチチアチ」みたいな…何か印象に残るものを考えてくださいとのことでした。

私、作詞家を目指し始めた頃からASAYANを欠かさず観ていて…。憧れだったつんく♂さんの「ガタメキラ」をリアルタイムで拝見したときはリスペクトな想いが溢れ出たものです。

巡り巡って生まれたハロプロとのご縁、大袈裟でなく不思議な邂逅だと感じています。。


歌詞中の「Fiesta」や「Te Amo」がスペイン語なのでスペイン語に統一する案も考えつつ、「ワナノマリラ」で採用になりました。

ちなみに戴いた音源(曲先です)はシンセメロだったんですが、ディレクターさんから「仮タイトルが『Fiesta! Fiesta!』、サビ頭のフィエスタ!フィエスタ!もそのままでいきましょう!」と。おそらくエリックさんが仮歌で歌ってらっしゃったのでしょうね^^*(そちらのデモもお聴きしてみたかったです!)

そこに合わせてスペイン語で考えた「Te Amo」は、似た意味で「Te quiero」があるのですが、より特別な人といったニュアンスで親密さが感じられたのと響きの点から「テアーモ」を選びました。


最初にラテン系で「お祭り」をテーマに、歌って踊って盛り上がろう!という方向性が決まっていたので作りやすかったですし、私なぜかラテン音楽って大好きを通り越して血が騒ぐというか(笑…キエン・セラとかベサメムーチョとかのスタンダードナンバーも好き!)…なので、エリックさんの楽曲をお聴きした瞬間、高揚感が胸一杯に広がりました。


あともう1つのポイントは「セクシーで大人っぽいJuice=Juice」を意識したことです。FiestaLiveで、ファンの方と過ごす熱いステージのひととき、ファンの皆さんへの想いを重ね合わせて描きました。


サビでは「Fiesta!Fiesta! 情熱を解き放とう!Fiesta! Fiesta! 女はいつでもそう、ワナノマリラ」がすべての頭に出てきます。普段は色々と変化を付けたがるほうなのですが(笑)この曲はワールドツアーを見据えて誰にでも覚えやすいように統一しています。

また今回は、私の1つの拘りでもある「五感」を感じさせるフレーズを織り込んで書いたので、2コーラス目の花火や夜風からは情景だけでなく音や匂いも感じ取っていただければ嬉しいです^^*


100回キスするより大事なこと」…

多くの女性は愛する人に普段と違った微妙な変化も気付いて欲しいものじゃないかなと…、ちゃんと私だけを見てくれてると感じる男性の何気ない一言に愛されてる喜びがこみ上げて幸せに感じるんじゃないかなと思えて。

香水や髪型、メイクやファッションを変えることで気持ちの変化を表現したり、勝負服を選んだり、暗い気持ちのときに敢えて派手な服を着て気持ちを奮い立たせたり、、

新色が出るとつい買ってしまって使いかけのコスメが溜まってゆくんだけど、突然思い出してイメチェンにまた使ってみたくなるとか、、ここでは「セクシーな私」を彼にアピールしたくていつもより濃いめの紅を差してみるような女心でしょうか?


なんて…語り出すときりがなくなってしまうものの、作品を世に送り出した時点で、安産にしろ難産にしろ可愛い子を旅立たせた親のような気持ちでいます。

勿論うまく伝わるか気に入っていただけるかドキドキなんですけど、巣立ったからには、「歌は聴いて下さった方ひとりひとりのモノであり、聴いて下さる方の数だけ解釈がある」と思っています。

皆さんのそれぞれの想いに日常に、この歌が寄り添っていけたら、、と願って止みません。


宮本佳林さんのご快復を心からお祈りしています。

そして、ますます進化したJuice=Juiceのメンバーの皆さん宮崎由加さん、金澤朋子さん、高木紗友希さん、宮本佳林さん、植村あかりさん、段原瑠々さん、梁川奈々美さん、とファンの皆さんとの大切な時間が一層満ち足りたものになりますように。

これからのワールドツアー&日本公演、日本武道館へと、大成功を心からお祈りしています!!


    井筒日美




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by himiizutsu | 2017-08-23 14:59 | Comments(0)

作詞家。主な作詞提供は、タッキー&翼、柴咲コウ、リュ・シウォン、アンジュルム、Juice=Juice、カントリー・ガールズ、つばきファクトリー、夢みるアドレセンス、水樹奈々、宮野真守、TVアニメ『曇天に笑う』OP/青木隆治、テニプリ、アイマス、アイカツ等。上園彩結音名義でも薄桜鬼、ステラグロウ等多数。著書に『ゼロからの作詞入門~プロ直伝の考え方とテクニック~』(ヤマハミュージックメディア)。


by 井筒日美