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映画浴PART1

夏に仮歌まで仮完成していた某アーティストさんのdemoですが、合間にメロの修正に伴う歌詞変更を経て、ちょうど衣替えの今日完成
全てやり尽くしたカンペキなdemoを送って頂きました

併せて久々に新曲に詞を書かせて頂けることに
とてもゆったりした〆なので、のんびりじっくりアイデアを煮詰めようと思ってます(o^o^o)

昨夜から今夜にかけては、夜はひとりゆっくり寛ぎながら、取り憑かれたように映画浴
今回は好きな女優さんの作品を選ぼうと思い、Christina RicciとCameron Diazを中心に検索して手当たり次第に鑑賞しちゃいました(*^_^*)




「PROOF」(Gwyneth Paltrow、Anthony Hopkins、Jake Gyllenhaal)
邦題「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」

偉大な天才数学者である亡き父親譲りの才能を持つ妹。
でも精神のバランスを崩している点まで父から受け継いだかのような発言に姉はいつも懐疑的。
さらに妹は、父の筆跡にそっくりのノートを差し出し、世紀の発見に値する定理の証明を為し得たのは、自分だと主張します。

果たして発明者は亡き父親なのか、妹自身なのか、という謎に迫りながら、父親との親子の絆を丹念に描いたミステリータッチの作品で、最後までぐいぐい引きつけてくれました

贅沢を言えば、これだけの内容を用意しているのに、ラストが少々あっけないような、103分の所をあともう2~30分引き伸ばして、その後の展開を描くことで、もっと物語を膨らませれば超大作になり得たかもしれないとちょっと惜しい気もしましたが、、、
いつもながらAnthony Hopkinsは圧巻の存在感でした



「THE HOLIDAY」(Cameron Diaz、Kate Winslet、Jude Law、Jack Black)

欧米では浸透しているらしい、お互いの家を交換して宿泊しあう“ホーム・エクスチェンジ”で芽生えた恋を描いてます。
とにかく豪華共演に尽きます

Jack Blackはちょっと濃すぎるキャラで好きじゃないのですが、ここでは羽目を外しすぎるほどではなく、比較的ギャグも控えめだったので(笑)とても見やすかったです。
ただ、どう考えてもKate Winsletの恋人という設定は無理があるような気はしますが、、、

2組のcoupleの物語が同時進行で描かれてゆきます。
Kate's Sideは、恋愛は付け添え的に、おじいさんとの心温まる交流を中心に描いていて、とても感動的です
Cameronが既に映画「in her shoes」で老人達との交流により更正していく役柄を演じていたので、本作はKate担当にして正解だったかも。

Cameron's Sideは、導入部は彼女らしい軽いノリのキャラを炸裂させていましたが、まぁその辺はご愛敬で、Jude Law演じる男性の実状が明らかになってゆくことで、彼女が演じる人物像も深みが増してゆき、それとともに彼女の演技も活かされてきたように思います。
全体的にとてもうまくまとめていたと思います



「BLACK SNAKE MOAN」(Samuel L. Jackson、Christina Ricci)

こんな依存症、本当にあるの?と驚いてしまう設定ながら、アメリカではかなり多いようで(汗)Christinaの体当たり演技ににじみ出る役者魂にはただただ敬服してしまいます。

Samuelもサスガどんな役でもこなしてしまいますし、この演技派の二人が共演しているだけでも十分観る価値はあるかと思います

映画「Sleepy Hollow」の可憐でいてmysteriousな雰囲気のChristinaに魅せられて以来、彼女の映画はいくつか観ましたが、それ以外のお気に入りは「The Gathering」です。
オカルトのジャンルに入りますが、全くおどろおどろしいものではなく、
「Gothika」(Halle Berry)や「THE MOTHMAN PROPHECIES」(邦題「プロフェシー」・Richard Gere)のような心理的に訴えかける超常現象なので個人的にはまってしまいました

新作レンタル開始のDisney映画「PENELOPE」は久々に純真無垢なChristinaに出逢えそうなのでこちらも楽しみにしています



「YOU STUPID MAN」(Milla Jovovich、Denise Richards)
邦題「プリティ・イン・ニューヨーク」

うーーん、お互いに悪印象で出逢った者同士が次第に惹かれてゆく、というありがちなパターン自体は構わないと思うのですが、
なぜこんな不作法で下品な男性を好きになれるのか、説得力に欠け、いまいちMillaに感情移入できず。。。

高慢で鼻持ちならない女性にこっぴどく振られながら、それでも未練タラタラで利用され続けるこのダメダメ男はじめ
共感できる魅力的な人物像が登場人物の中に存在しないことが最大の欠点ではないかと、、、これは脚本の責任だなあと思ってしまいました。

感動を呼んだ過去のRomantic comedyの名作たちが生みだしてきた名台詞に匹敵する台詞に遭遇することなくHappy Endを迎えてしまった印象でした。
なんて素人のクセに辛口批評になっちゃいましたが、
それでもあれほど嫌われるタイプの女性を熱演していたDeniseにはお見事という他ありませんし
「The Fifth Element」で感じたMillaの抜群の演技力も健在で、こういったStoryでさえ彼女の力量で魅せてしまうのは実力派故の証だと思います
David Krumholtz含め、役者さんは誰もが称賛に値する素晴らしい演技だったと思います


後半4本は次回に
2008.10.25up

# by himiizutsu | 1900-01-01 00:00

時代を囓って

いよいよブログ開始。
自分のペースで自分のサーバーに残していく方が好みではあるので、ずっと簡単なレイアウトで日記を自分のサイト内に作成してきたのですが、
ブログがあまりにも主流になってきたので、音楽という、流行にもアンテナを立てなきゃいけない仕事に携わりながら、時代を囓らない(?)のもよくないかと(笑)、4月分からブログに書いてみることにしました。

ビルダーでサイトに作る方が文字色とか選ぶのワンタッチで遙かに楽~(>_<) ←この<>マークさえ半角だとタグに誤認識されて使えない(^_^;)
書き直すたび画像の指定をやり直さなきゃいけないしorz
よそのブログも同じ操作なのかなあ。このブログは絵文字もないし、がっかり。。。

気を取り直して(*^_^*)
今日はお世話になっているF氏に3月分の作品提出。
自分でノルマをちゃんと決めておかないとついまとめて先にズルズル延びてしまうので今年からは一ヶ月に一度は提出しよう!と決意(^O^)

早め早めの勝負で頑張りまぁす(笑)
# by himiizutsu | 1900-01-01 00:00

感動披露宴に乾杯&感佩

8月下旬にとてもお世話になっている作家さまからご結婚披露宴の招待状が届きました
その感激以来、自分のことのように早く来い来いと楽しみでならなかった佳き日がついにやってきました
ということで心躍らせて前泊で上京、11日に幸せ一杯の光栄なお席に参列させて頂いて、昨夜12日戻ってまいりました


作詞家の大先生や、大御所の作家の方々、大先輩の作家の方々、各レコード会社、事務所の方々、と豪華絢爛な顔ぶれにドキドキ

テーブル席は右隣からお世話になってるマネージャーさん、コラボで信頼を寄せている作家さん、事務所のスタッフ、そして作家としてヴォーカリストとしてドラマーとしてそれぞれ多岐に渡ってご活躍中の憧れていた先輩方に囲まれての至福の時間でした


アーティストの方々の歌披露にMagicにとバラエティに富んだ盛り沢山の祝福メニュー
最高潮の中、締めくくりは貴重なご本人さま作詞作曲でのピアノ弾き語り。。。
感動の嵐でした

言葉では言い表せないほどの「おめでとうございます」と、
尊敬して止まない方のお幸せな時を奏でるこの空間を共有させて頂けたことに、言い尽くせない「ありがとうございます」の感佩と乾杯の気持ちで一杯です


celebrityで気品溢れるgorgeousという意味で、とてもセレブ感漂う空間でありつつ、お人柄が滲み出るとってもアットホームな暖かい雰囲気に満ち満ちた、まさに笑いと涙と感動の素晴らしい披露宴でした

何といっても新婦様の美しいお姿に見とれっぱなしでした~
そしてお二人の出逢いのスライドショーにも、愛が生まれて育まれてゆく人生の素晴らしさに目頭が熱くなるような心の琴線が揺さぶられる思いでした

二次会も多くの先輩方と初めてお目に掛かることが出来て和気藹々と接して下さってあっという間に時が流れてゆきました

この幸せなひとときは私にとっても、生涯忘れられないかけがえのない宝物です
そして作家さまから温かいお言葉を頂いた事も何よりもの勇気になりました

一層心魂を傾けて創作に打ち込んでゆく所存です
改めて今後ともどうぞよろしくお願いいたします

    

2008.11.14up

# by himiizutsu | 1900-01-01 00:00

再会のSweets

上京前に頂いてた買取名義でのゲームのお仕事
感動に満ちた披露宴の余韻に浸りながら14日に1コーラスまず書き上げて提出

翌日メーカー様から一発OK頂けたとのお知らせに、やたぁ(笑)
でも作曲家さんのアドバイスで
ゲームのコンセプト上、タイトルのキーワードから連想できるモノが2種類でてきそうだから、
リスナーの描くイメージを意図する側へ確実に誘導できるフレーズを入れておいた方がいいかも~
というご意見にナルホド
というわけで一箇所を差し替えて、一時間後フルで完成させて提出しました

レコーディングが先週と聞いてたので連絡なきはOKのシルシだろうとは想ってたけど(笑)今日無事完成音源が届いて一安心でした

作曲はいつもお世話になってるS氏で、、、今ざっと数えたら(取りこぼしがあるかもだけど)コンビ26作品目
遡ること4~5年前第1弾のコラボ作品でとても高い評価を頂けたのですが、
「あとはこれからも高水準を保ってconstantに80点~満点のラインで書いていけるかですね 120点があっても70点があればダメで、ばらつきがなく一定の高水準で書けるのがプロだからね
と発破を掛けて下さったんです
その言葉が心肝に徹して思い返されます

歌は以前他のメーカーさんのゲームでもとってもロマンティックに歌い上げて下さった方で数年ぶりでの嬉しい再会collaborationでした

しかもその時の歌詞は「Sweet」な関係がテーマの甘甘LOVE SONG(笑)で
今回はゲームの内容からやはり「Sweets」な素材がテーマで何気に共通点もあるなあと(笑)
そして新曲はアップテンポでエネルギッシュなパワー溢れるPOPS
溌剌と弾ける伸びやかな歌声にまたアーティストさんの新たな魅力が炸裂でした

来年発売予定ですが、実はペンネームの姓名判断を見ると健康面の占い結果があまり芳しくなかったので、思い切って改名したんです
その第1作目ということもあって鶴首の想いも格別です
2008.11.28up

# by himiizutsu | 1900-01-01 00:00

夜を駆け抜けた宝石

18日は母の誕生日なので日付変わると同時におめでとうメールを送りました
午後一に改めて電話して喋ってると
私の音楽人生の恩人のひとりであり、相談事も暖かく受けとめて下さる氏から、
音源のアドレスと一緒に「お手すきの時に連絡下さい」というメッセージが
「1コーラスだけど〆が19日深夜か遅くとも明朝11時には欲しいんですよ~」とのこと
曲コンペなどでは詞が数時間後に必要なこともあるし、まだ余裕がある方でよかったなと想いながら(笑)
何といっても願って止まないアーティストさんのチャンスが頂けたことに感謝感激でした

結果的にはやや難航したけど満足行く形になったのでよかったです
最初に今風のワードや小道具で10代にも受け入れられる内容になればと伺って、後から想えばあくまでも一例に過ぎなかったと想うのですが、
そこに重きを置いてしまったので、流行言葉風のディテールを施そうとすると、どう考えてもこのメロディーにはそぐわないんですよね
その葛藤で昏迷の中、自分の中でメロディと詞との噛み合わせのバランスに居心地の悪さを感じてしまい七転八倒(というのはオーバーですが…笑)
でも必ず可否判定を下さる方なので何より心強く、ひとまずはその日の午後一に打ち出した方向性で提出
まぁ逆に言えばOKになるまで先方様に提出してもらえない厳しさでもあるけど(笑)、それは絶対的な自信を持って提出して下さるためなわけなので、全面的な信頼を寄せることが出来るお方なのです、てへ

しかし、連絡がつきません、つかまりません(汗&笑)で、やっと0時前に、やっぱりダメ出し食らいました(爆)
はい、徹夜決定(爆)

もう少し曲調に寄り添って、とのご指示に納得
とはいえ、その時はまだ、今風ディテールに固執しすぎたかと想いつつも、10代に向けたアピールに拘らなくていいのか、相変わらずジレンマを抱えたまま、懊悩でした、、、
とにもかくにも7時まで完徹の末、新たに2つ詞を完成

9時過ぎ、とろとろ微睡みかけてたら「○○○(ふたつめ)で進めてみます。良いと思います。」とお返事が
ふわぁ~~、よかったぁ肩の荷が下りたとともに異なった角度からのご指導も頂けて感謝でした

今回の楽曲も幅広いアーティストさんに提供されてる方で、以前一度某飲み会でご挨拶できたのですが
こんな形で詞をつけさせて頂ける機会が巡ってくるなんて感激の極みでした
結果はどうあれ、私にとってはまたひとつかけがえのないコラボという名の宝石が生まれた、珠玉の夜でした

※上の写真は12日に撮った小雨降るSHIBUYA Scramble交差点
2008.11.26up

# by himiizutsu | 1900-01-01 00:00

作詞家。主な作詞提供は、タッキー&翼、柴咲コウ、リュ・シウォン、アンジュルム、Juice=Juice、カントリー・ガールズ、つばきファクトリー、夢みるアドレセンス、水樹奈々、宮野真守、TVアニメ『曇天に笑う』OP/青木隆治、テニプリ、アイマス、アイカツ等。上園彩結音名義でも薄桜鬼、ステラグロウ等多数。著書に『ゼロからの作詞入門~プロ直伝の考え方とテクニック~』(ヤマハミュージックメディア)。


by 井筒日美